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なんだか最近、歯がグラグラしてきたと感じていますか?


最近ご飯食べてる時に、歯がぐらついて食べにくい。ちょっと不便だよな。

そんなことを感じていませんか?歯がグラついてくると、歯が抜けてしまいそうで不安になりますよね。

歯がグラついている人は大人の方が多く、特に40代以降に多くなってきます。

でも、毎日歯を磨いているし、ぶつかったりした記憶もない。それなのにどうして歯がグラグラしてくるのだろう?

そんな疑問に、日本歯周病学会認定医である院長の駒崎がお答えしていきます。

歯がグラグラするのは歯周病が原因?


テレビCMなどで歯周病という言葉は耳にするものの、あまりイメージできないのではないでしょうか?それもそのはず。歯周病は症状を感じないまま進んでいくため「静かなる病気」とも言われています。

さて、歯がグラグラするというお悩みに対して、歯周病の専門家からすると「歯周病かもしれない」と疑っていただきたい。と強くお答えします。特に、毎日歯磨きを頑張っていて、ぶつかっても転んでもいないのに歯がグラついている場合はなおさら強く歯周病かもしれないとお伝えしたいです。

ではどうしてそんなに強く伝えたいのでしょうか。

恐怖感を煽ったりするためではなく、そのまま放っておくとご自身の不安が現実になってしまうからです。

歯がぐらつく理由は、あなたの歯を支える骨が溶かされているから!


歯周病の主な原因は歯周病菌です。みなさんも「プラーク、歯垢、歯石」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。このプラーク(歯垢)が歯周病菌がいる細菌の塊で、それが石灰化して固まったのが歯石です。

歯周病は炎症物質を出して、歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしていきます。
骨を土台とすると、土台が溶かされることで、歯は自分で立つのが難しくなり、グラグラしてきます。放置をすると、やがて歯は抜け落ちてしまいます。

もしあなたの歯がぐらついていたら、歯周病はかなり進行している可能性がありますので、躊躇せずに歯科医院へいきましょう。

歯のグラつきは治まるの?


当院にも歯がグラついていたけれど、歯周病の自覚がない状態の方が多く、別の主訴でご来院されます。検査をしてみて歯周病であることを伝えると驚かれる方は少なくありません。

そこで必ず質問されることは「歯のグラつきは治まるの?抜かなきゃいけないの?」ということです。こればかりは歯周病の進行状態によりますし、歯周病以外の問題が発生している場合もあります。

1つ言えることは、「残せる可能性は大いにある」ということです。
だからこそグラついてきたと思ったらすぐに来院していただきたいというのが歯周病に携わってきた人間からすると本音です。

骨が大幅に溶かされると、残念ながら抜歯になるケースも少なくありません。

歯がグラつき始めた早期に治療を開始すれば、歯を残して更に歯のグラつきを治めることができます。

歯ぎしりにも要注意!


歯がグラついているときに、歯ぎしりをすると、歯を支える骨が溶けるスピードが早くなります。イメージとしては、草むしりです。

引っ張っても抜けない草も、横に揺らすと、土が根っこから剥がれて抜けやすくなりますよね。それと同じです。

歯のグラつきを治めるためには、歯ぎしりの対策も必要になります。

ナイトガードといったマウスピースで歯を保護することも歯周病の治療には重要です。

不安になったら一度相談にいらしてください!


歯がグラグラしてきて不安になったら一度相談に来てください。

検査を行った上で、お口の状態を詳しくご説明しながら、一緒に治療計画を立てていきましょう。まずは治療のことを考えずに、気軽にお話に来ていただけたらと思います。